COLUMN

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筑波大学 副学長・理事(産学連携担当)

金保 安則

アスレチック・デパートメント設立に寄せて

 2017年4月1日、筑波大学は「スポーツイノベーション開発研究センター」を立ち上げました。このセンターの主な目的は、日本初の本格的な「アスレチック・デパートメント」を設立することです。

 大学に存在する数々の部活動は、現在は「課外活動」として位置付けられていますが、本来は、紛れもなく「教育活動」のはずです。大学の部活動を正式に大学の教育活動として段階的に正課にすることをマネジメントするための部局が「アスレチック・デパートメント」です。

 筑波大学が現在の部活動を「大学の正式な教育活動」として正課にすることにより、ステューデントアスリートである学生の学業リスク、健康リスク、会計リスクをなくすことができるのみならず、元気な日本を創生して、スポーツを通じて社会を素晴らしいものにすることが可能になり、日本の将来に大きく寄与することができるのです。

 一般学生や地域の方々にもステューデントアスリートの部活動を広く開放することにより、大学への愛着を持ち、スポーツを通じて大学に対する理解を深め、学問も促進できる未来を創生することが可能になるのです。

 日本は近い将来「超高齢・超少子社会」を迎えます。これに対処し、適応して日本社会を活性化するために様々なプロジェクトが全国各地でスタートしています。勿論、超高齢化を迎える日本社会にとって医学は大切です。また、病気になる前の予防も大切です。しかし、それ以上に大切なことは「元気でいること」「元気になること」です。つまり、スポーツの魅力を存分に大学として打ち出し、スポーツ産業の活性化を通じて人を元気にし、より活力ある日本社会を作り上げることです。

 筑波大学は日本でどの組織よりも早く、そのことにチャレンジします。アスレチック・デパートメントの活動に是非ご期待ください。